本学会の趣旨
日本応用老年学会は、産・官・学・民のあらゆる分野の方々に役立つ事を目的としています。
高齢社会を営むために必須の学問である「老年学」を、商品、サービス開発、市場開拓、
生きがいや社会貢献のプログラムを作り、ケアの手立に役立てる方法を確立するための、
高齢社会のネットワークセンターをめざします。
日本応用老年学会 理事長 柴田博
日本応用老年学会 理事長 柴田 博、医学博士
現職
人間総合科学大学大学院心身健康科学研究科教授
桜美林大学名誉教授・招聘教授
東京都健康長寿医療センター研究所名誉所員
日本老年医学会認定老年病専門医
日本内科学会認定内科医
日本老年学会など5学会の理事、1学会の評議員
(財)すこやか食生活協会理事など
経歴
北海道大学医学部卒業
東京大学医学部第四内科医員
東京都老人総合研究所副所長
桜美林大学大学院老年学研究科教授
日本応用老年学会事務局
日本応用老年学会事務局
〒173-0015
東京都板橋区栄町35-2
地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター 研究所
自立促進と介護予防研究チーム内
Tel:03-3471-2370 Fax:03-3964-2316
E-mail:info@sag-j.org URL http://www.sag-j.org/
日本応用老年学会設立趣意書
■わが国における、応用老年学会設立の理念
老年学(ジェロントロジー)は、人間の加齢変化や社会に内在する問題を研究し、高齢社会のあらゆる課題を解決するための新しい学問です。最近では、世代間問題の研究やその手立ても視野にいれております。
老年学は、医学・心理学・社会学・などをコアとしてあらゆる領域の成果を動員する学際的学問です。その中には応用老年学も含まれ、教育老年学や産業老年学も応用老年学の一翼を担っています。
アメリカの大学では、全体の8割を占める自立した高齢者の生きがいつくりや社会貢献に関する教育を行う大学院や学部のコースが普及しています。加齢変化を退行するプロセスとしてではなく、生涯発達として捉えようとするコンセプトがあらゆる学問領域に浸透しているのです。
一方、わが国ではこれまで、医学・看護学・福祉学が老年学教育の中心となってきました。つまり、病者・障害者・経済的弱者の問題解決のための教育に偏していたことになります。これは、欧米より遅れて高齢社会の仲間入りをしたわが国のステップとしては、やむを得なかった面もあります。
ともあれ、これが社会のさまざまな手立てや施策の確立に大きな遅れをもたらしています。高齢者市場の開拓やサービス・商品の開発にも応用老年学に関する知識不足からくる不十分さやゆがみが見られます。高齢者施設や地域の生涯学習プログラムの中にも高齢者に関する差別意識(エイジズム)が随所にみられます。
これらの高齢社会に必須の諸活動を産・官・学にとどまらず、民間団体や一個人のレベルにまで広げてきたいと考えております。そして、これらの諸活動をより正鵠を射た充実したものとするためには、「応用老年学を系統的に学び、さまざまな分野の人々が知恵と情報交換をできる場」が必要と考えられます。このような場を日本応用老年学会として創出したいというのが私たちのねらいです。
この学会は、従来の学会のように会員個々人の研究成果の発表の場とするとともに、会員の活動に必要な情報の発信と交換に重点をおき、スキルやグレードをアップさせるための系統的な研修機能も備えていきます。様々な団体資格を持つ方々の再研修や技術向上のための研修プログラムも用意していくつもりです。また、この学会の活動は国内にとどまらず、国際交流を通じて応用老年学を発展させていきたいと考えております。
産・官・学・民のあらゆる分野の方々のご参加とご協力を心からお願い申し上げます。
以上